前述の通り、我々事業者は名古屋市からの助成は受けられないので、紙ごみを古紙問屋まで運ぶ運搬コストと、そこで引き取って貰った売却益の差額がオフィス町内会の負担になります。現在、古紙売却益はほぼゼロですから、運搬コストを参加事業所で一律負担すると、1事業所あたり1回2,000円前後の費用がかかることになります。東区オフィス町内会の実績から以下のような費用モデルが予測できます。
- 20事業所で組織
- 月1回収集(1回のルート回収は6時間)
- 各事業所は1ヶ月に120kgの紙ごみを排出
- 紙ごみは5種類に分別して事業所毎で保管
<運搬費>
@25,000円(2トン車1台、作業員1名、8時間)×2台×3/4(6時間)
+ 消費税 = 39,375円
<古紙売却損益>
新聞紙
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20%
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480kg×
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2円
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=
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960
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雑誌
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30%
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720kg× ▲
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2円
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(逆有償)
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= ▲
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1,440
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ミックス古紙
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14%
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336kg× ▲
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2円
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(逆有償)
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= ▲
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672
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0A紙
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6%
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144kg×
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4円
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=
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576
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段ボール
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30%
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720kg×
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0.5円
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=
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360
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合 計
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▲ 216円
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*逆有償:お金を払わなければ古紙問屋に引き取って貰えないこと。
<総費用>
運搬費39,375円 + 売却損216円 = 39,591円
<1事業所あたりの負担額>
39,591円 ÷ 20事業所 =
1,979.55円
以上のように、おおよそ1事業所あたり2,000円の費用負担となります。繰り返しになりますが、資源売却益がほぼゼロになってしまった古紙をリサイクルするには、排出源から古紙問屋まで運搬するコストを誰かが負担しなければ絶対に成立しないと言うことです。しかし、このコストは手際よく回収して効率を上げれば、さらに圧縮することが可能です。そのためには、出来るだけ近隣同士でオフィス町内会を組織することが重要です。
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